2014年6月8日 聖霊降臨祭ペンテコステ礼拝子ども説教
  聖  書  ガラテヤの信徒への手紙5章22〜25節
  説教者  山岡 創

「 聖霊の結ぶ実 」

 今日は、〈ペンテコステ〉と呼ばれる日曜日を迎えました。難しい言葉で言うと、〈聖霊降臨祭(せいれいこうりんさい)〉と言います。教会では、イエス様の誕生を祝うクリスマスや、イエス様の復活を喜ぶイースターと並んで、特別な日です。
ペンテコステは、神さまの霊である聖霊、この聖霊が天から、イエス様のお弟子さんたちに与えられた日です。聖霊がお弟子さんたちの心の中で、“イエス様の救いを伝えよ”と叫び、そのための勇気と力もくださいました。そのように、聖霊に励まされたお弟子さんたちは、イエス様の愛と救いを人々に伝えました。すると、その日だけで、3千人もの人がイエス様を信じて、誓いの洗礼を受け、3千人の人々が集まるエルサレム教会が生まれました。聖霊のお陰で、聖霊の働きで、教会が生まれた〈教会の誕生日〉、それがペンテコステです。

 聖霊は、このように何かを生み出します。教会を生み出します。だから、教会は、聖霊が結んだ実だと言うことができます。野菜や果物の木が実を結ぶように、聖霊という木も実を結びます。
 今年も私は、高麗川(こまがわ)の向こう側に畑を借りて、家庭菜園をしています。畑を耕して夏モノ野菜の種を蒔いたり、苗を植えたりしました。一昨日、今年最初の実を収穫することができました。キュウリが1本、ナスが3本、おいしくいただきました。
 土に種を蒔くと、水と太陽の力で、種は野菜に成長し、実を結ぶように、聖霊も、私たちの心という土地で実を結びます。私たちは聖書のお話を聞きます。その聖書の言葉が、私たちの心に蒔かれる種です。そのように聖書のお話を聞いて、私たちの心に聖霊が働くと、私たちの中に実が結ばれます。聖霊は、私たちの心にとって水や太陽の光のようなものです。
 では、聖霊はどんな実を結ぶのでしょう。今日、礼拝の最初に招きの言葉で読んだ聖書箇所、ガラテヤの信徒への手紙5章22節以下に、どんな実を結ぶかが書かれています。「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です」。どれも良い実ばかりですね。今から5年ぐらい前でしょうか、当時低学年だった子どもたちが、これら霊の実を結んだ聖霊の木の絵を描いたものがトイレの前の廊下に貼ってありますので、後で改めて見てください。

 私も最近、聖書のお話で、羽仁もと子さんという人が、“あなたがたには、玄関で散らかっている靴を揃えない自由もあれば、揃える自由もあるのですよ”という言葉を読んで、自分が外から帰って来たとき、他の家族の靴もそろえるようになりました。ちょっとした事だけれど、聖霊が私の中に結んだ小さな実かも知れません。
 そんなふうに、聖霊は、私たちの中で良い実を結びます。


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